Hiroのへや

ようこそ!🏳️‍🌈🏳️‍⚧️

苦しみと傷と、希望の記録

こんにちは。最近とても暖かいですね。夜とか明け方はまだ寒いですが。都心の方ではもう桜が散り始めてるみたいですね。きっと今年の春も一瞬で過ぎ去って、気付いたら地獄の夏に突入していることでしょう。

 

このブログのいちばん最初の記事にも書かせていただいたのですが、私は今精神疾患の治療と休養のために大学を休学しています。大学には2年間通ったのですが、1年の終わり頃からどんどんと調子を崩し、それを自覚していながら無理やり頑張った結果、2年の終わりにはほぼ授業に行けなくなってしまいました。学校のカウンセラーと主治医との話し合いの末に休学を決意したのですが、私が精神疾患になった原因、そして大学に行けなくなった理由のひとつとして、私がクィアであることで社会から受ける差別や抑圧が深く関係していると考えています。

 

今日は、私が大学生活や日常を送る上でつらかったことを思い出しながら言葉にしてみようと思います。差別にも言及しているので、しんどいと思ったら読むのをやめて、ご自身を大切にする時間をとってください。今余裕がない方は、ここで読むのをやめていただいても大丈夫です。

 

 

 

 

大学生活が始まった2022年の4月当初から、もともとメンタルの調子は良くなく、その後も調子が上がることなく下がりっぱなしだったのですが、1番うつが酷かったのは、2022年の冬〜2023年の年明けくらいだったと記憶しています。

この頃は記憶が曖昧で、自分がどうやって暮らしていたのかよく覚えていないのですが、唯一記憶にあるのは、実家に帰ったときに私があまりにも暗い顔をしていて母を心配して泣かせてしまった出来事があったことです。あれは今でも鮮明に覚えています。多分、「いつもあんなに明るい母を泣かせてしまった」という衝撃と自責の念が強烈に残っているのだと思います。

 

そして、その頃は(今でもそうですが)Twitter上でトランスヘイトが激化していた時期でもありました。私はたくさんのトランスヘイトやそれに賛同するひとの多さに激しくショックを受け、精神にも身体にも大きな負担がかかり、しばらくずっと具合が悪かったことを覚えています。あまりにつらすぎて、当時はいつ自分がこの世からいなくなろうか、ということばかり考えていました。ヘイトは人の命を奪うと身をもって実感しました。

 

その後、学校のカウンセラーの勧めで2023年の5月頃に精神科に通い始めます。しかし、服薬の効果で少し楽になったと思いきやまた物凄いうつになったり、相変わらずしんどい日々を過ごしていました。

 

なんでこんなにしんどかったのか、思い返してみると、やっぱり大学がひとつの大きな要因だな、と思います。授業で、教員が常に名前や外見から学生の性別を勝手に判断したり、「くん」と「さん」で名前を呼び分けたり、she, he と勝手にpronounを決めつけたり。そういったことがあまりに日常的におこなわれていて、私の精神は確実に削れていき、その傷が治ることがないまま、どんどんと崩れていきました。

 

自分の存在が想定されている場面があまりになさすぎて、言葉に表せないほど、とてもしんどかったです。

 

授業をちゃんと受けたいのに、安心して受けられない。なんとか頑張って行きたいけど、どうしても体が動かない。うつ状態になってから、活字が追えなくなったり、教員の言葉が理解できなかったり、教室に入ると具合が悪くなったりする症状にも悩まされるようになりました。そして2年の終わり、ついに大学に行けなくなってしまいました。

 

私はどうすればよかったのでしょうか。大学に行けなくなったのは、私が弱かったからですか。クィアやあらゆるマイノリティーの学生が安心して勉強に励めるようにするのは、ひとつの重要な大学の役割なんじゃないですか。今でも悶々と考えてしまいます。

 

しんどいお話をたくさんしてしまいました。今は割と元気なので大丈夫です。

 

 

最後に、ひとつ良いニュースをシェアさせてください。私の大事な友達のひとりが、大学にクィアコミュニティを作ってくれました。

 

f:id:hirohiro_0:20240416115305j:image

 

先日、その初回の活動にお邪魔してきました。とてもセーファーな空間で、とても安心して呼吸が出来ました。

 

今まで、自分がクィアであると想定されている場面があまりに少なすぎてしんどかったけれど、私は在学中に、自分が自分でいられる居場所を見つけることができました。それも全部、コミュニティを作ってくれた友達のおかげです。大学生活に希望が本当になかったけれど、希望を見つけることができました。

 

相変わらずしんどいことばかりだし、大学にも色々怒ることがあるけれど、自分が在学している間に、少しでも学校をましな方向に変えていきたいです。そう思えたのは、ともに活動してくれる友達がいてくれるからです。そして、SNSで出会ったたくさんの方にエンパワメントされたからです。

 

まとまらない文章になってしまいましたが、今思っていることを書いてみました。拙い文章を読んでくださってありがとうございました。

 

もうさ、性別二元論からもトランスヘイトからも、サヨナラしたいね!!